はじめに

LaunchNext の開発を始めてから、もうすぐ一年になります。GitHub だけでも 65,000+ 回のダウンロードを達成しました。アプリを試してくださった方、フィードバックを寄せてくださった方、開発に貢献してくださった方、皆さんに感謝しています。

LaunchNext 2.4.0 をリリースしたとき、当初実現したかった機能の大半がようやく揃ったと感じました。2.4.2 では、毎日の使い心地に重点を移しています。フォルダを開く、アプリをドラッグする、アイコンの配置を整理する。そして、ランチャーが Mac に自然に馴染むようにすることです。

LaunchNext 2.4.2 は、見た目と操作感を大幅に改善するアップデートです。より滑らかなアニメーション、Liquid Glass フォルダ、macOS 27 向けの互換性改善を提供します。カスタム画像背景、中国語・日本語・韓国語の検索機能の強化に加え、公式リリースは Developer ID 証明書による署名と Apple の公証を受けるようになりました。LaunchNext は引き続き、macOS 26 以降に対応する無料のオープンソース Launchpad 代替アプリです。


画像背景と Liquid Glass フォルダを使用した LaunchNext 2.4.2

検索、カスタム背景、フォルダからのクイック起動、スクロール設定、Apple の公証を紹介する LaunchNext 2.4.2 の機能概要

2.4.2 の新機能

より滑らかなアニメーション

フォルダの開閉がより滑らかになりました。アニメーションの途中で気が変わったときも、自然に操作を切り替えられます。開閉の方向を途中で反転させても違和感が少なくなるよう、アニメーションを設計し直しました。

アプリの整理にも同じ配慮を加えています。フォルダの作成、結合、解除、並べ替えの際に、視覚的なフィードバックがよりわかりやすくなりました。ドラッグ中のプレビューと配置時のアニメーションにより、アプリの移動先を追いやすくなり、ドロップ後に位置が急に飛ぶような動きも減っています。

私にとって、こうした操作感は Launchpad の代替アプリを気持ちよく使えるかどうかを大きく左右します。機能一覧を眺めるよりも、アプリを開いたり移動したりする時間のほうがずっと長いからです。

Liquid Glass フォルダ

フォルダに Liquid Glass の外観を採用しました。Core Animation レンダラーを使用すると、アプリのプレビューもより鮮明になります。新しい開閉アニメーションと組み合わせることで、ランチャー全体の操作感に統一感が生まれます。

Liquid Glass はデフォルトで有効です。以前の外観がお好みなら、設定で無効にできます。

macOS 27 への対応

LaunchNext 2.4.2 は macOS 26 のサポートを継続しながら、macOS 27 との互換性を改善しています。コンテキストメニューのアイコン表示を復元し、ページインジケーターには Liquid Glass のホバー効果を追加しました。設定画面のレイアウトやガラス効果も調整しています。

壁紙のキャプチャーとプレビュー処理も改善しました。一つひとつは小さな変更ですが、一日に何度も開くランチャーでは、こうした細部が大切です。

カスタム画像背景

デスクトップの壁紙を LaunchNext に表示したり、好きな画像を選んだりできるようになりました。ぼかし(Blur)、ガラス(Glass)、効果なし(No effect)と組み合わせて、好みの見た目にできます。アプリ名、ツールバーのコントロール、ページインジケーターは背景に合わせて調整され、読みやすさを保ちます。

画像背景は任意の機能で、デフォルトでは無効です。静的プレビュー(Static Preview)は画面収録の権限なしで利用できますが、一部の壁紙で現在のフレームを取得するには権限が必要な場合があります。壁紙のスナップショットは Mac 内にのみ保存され、アップロードされることはありません。壁紙背景を無効にすると削除されます。

中国語・日本語・韓国語の検索強化とレイアウト内での表示

中国語・日本語・韓国語のアプリ名を、ローマ字入力で検索できるようになりました。中国語の名前はピンインの頭文字でも検索できます。入力方式を切り替える必要はありません。元のアプリ名との一致が引き続き優先され、検索インデックスはバックグラウンドで準備することで、入力中の処理を減らしています。

検索から、アプリがレイアウトのどこにあるかも確認できます。検索結果を右クリックして Show in Layout(レイアウト内で表示)を選ぶと、LaunchNext が該当するページに移動し、必要に応じてフォルダを開き、元の位置を一時的にハイライトします。

これにより、検索はアプリを起動するだけでなく、移動や整理をしたいアプリをすばやく見つける方法にもなります。

フォルダからのクイック起動

フォルダを右クリックすると、コンテキストメニューから中のアプリを直接起動できます。よく使うアプリをメニューの先頭に固定して、すぐにアクセスできるようにすることもできます。

固定した項目はレイアウトと一緒に保存され、起動回数や使用履歴は記録しません。フォルダからのクイック起動には Core Animation レンダラーが必要で、デフォルトでは無効です。


その他の改善

カスタマイズや日常の使い勝手にも、いくつか細かな改善を加えました。

  • マウスホイールによるページ切り替え、縦スクロール、トラックパッド、Magic Mouse の方向をそれぞれ個別に設定可能
  • ジェスチャーデバイスの検出を改善し、入力デバイスの情報をより詳しく表示
  • コンパクトウィンドウの最大幅と高さの指定、影の表示切り替え、開閉アニメーションの時間調整に対応
  • 設定画面を整理し、Next Engine と Legacy Engine の選択をよりわかりやすく改善
  • 複数のディスプレイや操作スペース(Spaces)間での壁紙更新を安定させ、不要なキャプチャーを削減
  • アプリのインストールと削除の検出、メモリ管理、バックアップの互換性を改善
  • アプリとアップデーターに繁体字中国語を追加し、イタリア語などの翻訳も更新

インストールとアップグレード

公式リリースは Developer ID 証明書で署名され、Apple の公証を受けるようになり、Gatekeeper との互換性が向上しました。リリースビルドでは Hardened Runtime も有効にし、SHA-256 チェックサムを提供しています。アップグレード時には、既存の設定が自動的に移行されます。

  1. GitHub Releases から LaunchNext 2.4.2 をダウンロードします。
  2. LaunchNext.app を「アプリケーション」フォルダに移動します。
  3. アプリを起動します。

これから

LaunchNext は、開きやすく、整理しやすく、毎日気持ちよく使えるアプリでありたいと考えています。今回のリリースでは、そうした小さな操作により力を入れました。皆さんの環境での使い心地も、ぜひ聞かせてください。

足りない機能や不具合があれば、Issue を作成してください。

LaunchNext と並行して、ThinkTerm も開発しています。WezTerm を基盤とし、ワークスペースを中心に構成したオープンソースのターミナルマルチプレクサーです。複数のプロジェクト、マシン、AI エージェントにまたがるローカルとリモートのターミナル作業を管理する必要から生まれました。新しい機能の一部はまだ実験段階なので、フィードバックを歓迎します。

更新内容の詳細は、LaunchNext 2.4.2 の発表記事とリリースノートをご覧ください。